◆ラテン旦那と大和撫子妻◆

鈍い私

*昔話 その一*


18歳の時にね、
仲の良い友達とわいわい遊んでいて、何気に


「何だかフワフワするなぁ~~。。。。顔も熱い感じだし~。。。何なんだろう~~?」って友達に言った所、

隣に居た子が私の顔に手を当てて、

「何!? ちょっと凄い熱いんだけど!」ってびっくりされて、熱を測ったら39度2分もあったの。(笑)


「こんなに熱があるのに平気な顔をして遊んでいるなんて、あんた一体 何者!?」って、
皆呆れて引いていました。




*昔話 その2


もう一つ独身時代で、

ある日親友のS子と彼女の彼氏と、私の彼氏(今の旦那)とダブルデートの約束をしていて、

約束の時間の前に、丸井で買った鉄製パイプで出来た凄く重たいテレビラックを
自分で組み立てようと、一人悪戦苦闘していたんですね。

説明書と睨めっこをしながら、
台の部分になる重た~~い鉄板を持ち上げたのは良いんだけど、
予想以上に重たかった為に手が滑って、足の指に垂直に落としちゃったの。




“ギョェ~~~~~~~!”





あの時はもう~~~~



“痛い”という言葉は通り越して、


悲鳴にならない様な雄たけびを上げて、

余りの激痛に耐え切れず、足の指を押さえたまま部屋中を転げ回りました。


あの時は本当に、足の指がちぎれたかと思う位痛かった!


大の大人が、痛くてワァ~~ワァ~~~大泣きましたよ。


暫く経って恐る恐る患部を見てみると、
紫色に腫れ上がっていて、血がどくどく流れています。

血流の,“ドクンドクン。。。”に合わせてジンジン痛むのです。

ヒ~ヒ~言いながら、冷蔵庫までアザラシの様に這って行って、
どうにか氷を取り出して、時間を忘れて患部をそっと押さえて冷やし続けました。


ところが!


その日の夕方、
性懲りも無く私は、親友のS子と一緒にデートをしに待ち合わせ場所へ行ったのです!

そして飲めもしない酒を煽り、

とあるディスコ(古っ!)へと繰り出したのです。


酒を飲んだから、血行が良くなっちゃって益々足の指が痛みます。

それなのに、それなのに。。。。



私はダンスフロアーへ出て行って、人混みをかき分けながら
踊り続けたのでした。


その日は土曜日で満員御礼の店内。


熱気ムンムン、私の足の指はジンジン。


この混みようです。当然怪我した足の指を誰かに思いっ切り踏まれました。



「ギャァ~~~!」


その夜、私は3回ほど誰かに足を踏まれました。


「ギャァ~!」x3



翌日。

S子と共に丸井へ買い物に行く時に、
足の指が(右の薬指)が異常に腫れ上がっていた為に、靴が履けず
サンダルを履いて店内を歩き回りました。

家でじっとしていれば良かったものを、歩き回ったせいか


その日の晩に、

激痛で中々眠る事が出来ず、とうとう救急で病院へ行って、

レントゲンを撮ったんです。
診察室へ呼ばれて中へ入るや否や、先生がレントゲン写真を見ながら、


「Hitomiさん。
貴方足の指折れてますよ。」


「え~~~! そうなんですか~!?
道理で凄く痛かったし、痛みが取れないわけだぁ~~! はっはっはぁ~!」


「どうして直ぐに病院へ来なかったんですか?
このままにして何も処置しないでいたら、
変な風に骨がくっついちゃって厄介な事になるんですよ!」


「すいません。。。まさか折れているとは思いませんでした~~~~。」


医者は半分呆れていました。


きちんと処置をしてもらい、包帯でぐるぐる巻きにされた足を引きずって、車を運転して帰りました。


その事をS子に話すと、

S子:「貴方足の指が折れているのに私とディスコで踊ってたよね?  そして丸井の店内を歩き回ったよね?
君、神経通ってるの?」

彼女も思いっきり呆れていた。



旦那にも(当時のボーイフレンドね)その事を話すと、


「OH~! マイ・ベイビー! ベイビー ベイビー。。。
さぞかし痛かっただろうに~!!!」

旦那は両手を広げながら

キッチンで料理をしていた私の所へ寄って来ました。

そして私の腰に手を回し、額にKISSをしようと彼が2,3歩歩み寄った時、


私:「ギャァ~~!」




旦那:「woops!」



「バッカモ~~~ン!  痛いじゃないよ!  ボケッ!」




何と旦那は私の痛い方の足の上に乗っかっていたのです。

ベイビー、ベイビーとか言いながら、乗っからないでくれよ~~(涙)



幾ら痛みに鈍い私でも、これはちょっと勘弁よ~~。




とまぁ、こんな具合なんです。(笑)


しょうもないですねぇ。。。とほほ。。。。


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